部署紹介

療養部

当施設は一般棟と認知症専門棟の2つのフロアがございます。

認知症による症状の有無や認知症の程度など、入所される方への対応方法は個々に異なります。このため、特に認知症専門棟につきましては、併設のあいの病院(認知症専門精神科病院)との連携も重視しながら、心身の安定に努めております。

また日々「目配り・気配り・笑顔」を大切に、皆様が、穏やかにお過ごしいただける環境作りをしながら、「自宅に帰りたい」とのご希望であれば、リハビリ科と連携して重点的に生活リハビリを行い、身体機能の低下等によりエンドステージとなられた方には、ご家族とも相談させていただきながら、可能な限り安楽にお過ごしいただけるようにする等、それぞれのご希望に沿った個別ケアを実践しています。

皆様の大切な時間を安心・安全にお過ごしいただけるよう、お手伝いいたします。

リハビリテーション科

当科では、ご利用者様の生活の質を維持・向上するために、機能訓練と生活動作訓練を実施いたします。そのために、ご本人やご家族の意向を元に、理学療法士、作業療法士がそれぞれの専門性を生かし、効果のあるリハビリテーションを提供できるように努力しています。また、動作方法や介助方法、手すりの設置や福祉用具の選定、ご自宅でできる運動などの指導も行っています。

介護老人保健施設のご利用者様へ

在宅復帰できるように、また、施設での生活が安全に送れるように環境設定を行い、トイレや着替え、入浴、食事等、日常の生活をリハビリテーションとして捉え、できるようになったことを多職種と連携して日常生活の中に積極的に取り入れます。

通所リハビリテーションのご利用者様へ

これからも住み慣れた環境で、可能な限り自立した生活が継続できるように、定期的に心身機能の評価を行い、お一人お一人に合った目標を設定し、個別リハビリテーションプログラムを要支援のご利用者様を含むすべてのご利用者様に実施しています。また、通所リハビリテーションご利用中、身体活動量を高めるようなプログラムを実施しています。

主な定期評価項目

FIM(機能的自立度評価)、老研式活動能力指標、MMSE(認知症スクリーニング検査)、TMT(注意機能検査)、かな拾いテスト、FAB(前頭葉機能検査)、PGCモラールスケール(主観的幸福感尺度)、GDS-S-J(高齢者用うつ尺度)、Apathy Scale(やる気スコア)、転倒恐怖、長座体前屈、Functional Reach Test、STEF(上肢機能検査)、30秒椅子立ち上がりテスト、握力、膝伸展筋力、上体起こし、片脚立位時間、Timed Up and Go Test、5m最速歩行時間、障害物歩行テスト、6分間歩行テスト

 

リハビリテーションの内容

・理学療法

日常生活動作の基礎となる「立ち上がる」、「歩く」などの身体機能や基本的動作能力の維持・回復、および身体機能の低下を予防するために、運動療法、日常生活動作練習を実施します。
治療や支援の内容については、身体能力や生活環境などを評価し、それぞれの目標に向けて個別にプログラムを作成します。

・作業療法

「作業療法」とは、身体または精神に障害のある方々に、さまざまな作業を通じて、機能回復を図るリハビリテーションのことです。「作業」とは、食事、トイレなどの日常生活活動や趣味などの余暇活動等、その人が生活を営むのに必要な活殿すべてを指します。
作業療法士は、それらの活動が行いやすいように、生活場面に応じたリハビリテーションや環境設定、福祉用具の選定を行います。また、作業療法士は、身体的リハビリテーションだけでなく、認知症やうつ病などによる精神的な障害に対してのリハビリテーションも行います。

当施設では、ご利用者様の認知機能の評価を行い、認知症の早期発見に努めます。また、ご利用者様のQOLの維持・向上を目指し、創作活動を実施しています。

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